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<両陛下>知的障害者施設を視察 神奈川(毎日新聞)

 第61回全国植樹祭に出席するため神奈川県を訪れている天皇、皇后両陛下は22日、中井町の知的障害者施設「県立中井やまゆり園」を訪れ、入所者によるペットボトルキャップの仕分け作業や、楽器を使った音楽療法などを視察した。両陛下は「楽しいですか」などと一人一人に声をかけた。箱根町の宿泊先では、植樹祭に伴うポスターコンクールの作品を見たほか、植樹祭参加者を迎えてのレセプションに臨んだ。

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風俗の女性に勧められ…エリート教頭がハマった「背徳の世界」(産経新聞)

 【衝撃事件の核心】「風俗関係の女性に勧められて吸った。教頭の職務のストレスもあって吸い続けた」。熱心な勤務態度で知られ、昇進も早かったというエリート教頭はそんな理由で大麻に手を染めた。大阪府茨木市の府立福井高校の元教頭、小島靖司被告(49)=大麻取締法違反罪で起訴、懲戒免職=が自宅で乾燥大麻を所持していた事件は、学校関係者らに波紋を広げた。校内で薬物乱用防止教室を開き、生徒たちと一緒に参加したこともあったというセンセイは、自分が犯した生徒への裏切り行為に今、何を思うのか。

  [フォト]上昇志向が強かったという小島靖司被告

 ■「エリート教頭」

 小島被告は大阪市立大卒。昭和59年4月に採用され、島本高校(島本町)や茨木高校(茨木市)、住之江高校(大阪市住之江区)で社会科教師を務めた。

 平成14年9月からは府教委児童生徒課に勤務し、小中高生の進路指導を担当。17年4月に高等学校課教育振興グループに配置された際は、学校運営のサポートなどを担当した。

 福井高校には19年4月から教頭として赴任。赴任当時は46歳と若く、府教委関係者によると、早い昇進で知られる「エリート」だったという。

 府教委の幹部は「まじめな人柄で、悪い評判は聞いたことがない」。一緒に働いたことがあるという元同僚は「要領をかますというか口がうまいタイプで上昇志向も強かった。偉くなりたいという思いが強いように感じた」と話した。

 傍目には仕事熱心に見えた小島被告の勤務態度。一方で、仕事上のストレスが小島被告の心をむしばんでいたようだ。

 ■風俗の女性に勧められて…

 職務でのストレスを募らせていた小島被告は、はけ口として風俗通いを始めるようになったという。「ホテルヘルス」と呼ばれる、女性従業員をラブホテルなどに派遣する営業形態の風俗店を主に利用し、ミナミのラブホテル街で女性従業員と落ち合っていたという。

 大麻を勧められたのも、風俗女性との“デート”の最中だった。

 風俗女性に勧められるまま、大麻の吸引を覚えていった小島被告。大麻は、ホテヘルの女性から直接購入していたといい、ミナミのラブホテルで一緒に吸引を楽しんでいたという。

 小島被告のそんな供述にもとづき、奈良県警は5月7日、大麻取締法違反(譲り渡し)容疑で、大阪市内の無職の女(45)を逮捕した。県警によると、女は20年10月ごろ、大阪市内で、小島被告に乾燥大麻約1グラムを3万円で譲り渡した疑いが持たれており、「量や金額は思い出せない」としながらも、小島被告に大麻を譲り渡したことを認めているという。

 県警の調べに、「教頭としての事務処理のほか、他の先生からの相談に乗ったり仕事上のストレスがあった。大麻を吸うと一時的にストレスから解放された」と供述した小島被告。

 ある捜査関係者は「聖職の立場にいる自分が隠れて大麻を吸引する行為に罪悪感とともに、ある種の快感を感じていたのではないか。芸能人などの事件で、薬物防止が叫ばれるこのご時世、教頭として、生徒たちに指導をしたこともあったはずなのに」とあきれ顔で話した。

 教職員が世間を騒がす事件は近年、後を絶たない。東京都江戸川区の区立小学校では男性校長が保護者の女性と不適切な関係となり、性的関係を持っていたとして問題になり、今年3月に懲戒免職処分となった。

 奈良県でも、今年3月の第41回全国高校バレーボール選抜優勝大会に出場した県立高校の男子バレーボール部の男性監督が、大会のために宿泊していた東京都内のホテルで、男性部員にわいせつな行為をしていたことが問題となった。

 小島被告も彼らと同様、背徳感に浸っていたのだろうか。

 ■「裏切って申し訳ない」

 小島被告は手に入れた大麻を大阪市東成区の自宅で、ポリ袋に入れて、リュックサックに保存していた。吸引に使用していたとみられる金属製のキセル1本も、奈良県警の捜査で見つかっている。

 職場のストレスから逃れるための“危険な逃避”はそう長くは続かず、情報提供から県警の知るところとなり、今年3月30日、県警組織犯罪対策1課と生駒署は大麻取締法違反(所持)の疑いで、自宅を捜索し、現行犯逮捕した。

 県警の調べに対し、吸った場所については、風俗利用時のほか、「(同居の)家族に気づかれないよう、誰もいないときに自宅2階にある台所の換気扇の下で吸ったほか、外出先でも吸引した」などと話しているという。

 一方、当時生駒署で拘留中の小島被告に接見した府教委によると、小島被告は「福井高校や生徒、教職員、保護者を裏切る結果となり、申し訳ない」と謝罪の言葉を口にしたという。

 ■「僕たちも頑張るから先生も頑張って」

 大麻騒動の舞台となった福井高校。事件後は、保護者からの問い合わせの電話が殺到したが、ようやく本来の落ち着きを取り戻してきたという。

 「上司として信頼をしていたし、仕事もてきぱきとこなされる方で、大麻を吸引していたという事実は今でも信じられない」と話すのは、後任の男性教頭。

 福井高校では4月初旬から、学級別に事情説明会を実施。男性教頭によると、校長が「みんなの進路などに影響がないように頑張るから」などと話し、謝罪したという。

 男性教頭は「集会後に、多くの生徒たちが『僕たちも頑張るから、先生も頑張って』と声をかけてくれ、本当に励まされた。この事件で、生徒たちの将来に影響があっては絶対にならない。生徒たちのためにも、一刻も早く学校を立て直していかなくてはならない」と決意を新たにしていた。

 「聖職者」の道を踏み外し、大麻への誘惑に勝てなかった小島被告。府教委などによると、小島被告は昨年12月、終業式の後に校内で実施した薬物防止乱用教室に生徒たちとともに臨み、大阪府警から招いた警察官から「大麻や覚醒(かくせい)剤などは絶対、使用してはいけない。人生を破綻させ、台無しにしてしまう」などと説明を受けていた。

 県警の調べに、小島被告はこの後も大麻を吸い続けていたことを認めたとされる。逮捕、起訴され、教職も失って初めて、警察官の言葉が意味することを実感したのかもしれない。

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